義姉から電話があり、義父の具合がだいぶ良くなったとのこと。先日の電話では苛ついていた口調が一変、穏やかなものに変わっていた。
彼女も最悪をシミュレーションし、ナーバスになっていたのだろう。私もほっと胸を撫でおろした。まだ大丈夫。
義父にもしものことがあればー、あの家に三女とサポートが必要な義母が残される。三女は長いこと休職していたが、職場の理解があり、部署を異動。それに次いでオンラインがメインとなったことでだいぶ落ち着いているようだ。それでも仕事中は義母の面倒は看れないし、これまで義父がなんとかやって来たことで保っていたものだから、その命綱を失うことは義実家にとっては痛手であり今後を考えなくてはならず、そしてその「今後」は長男である夫に委ねられていたのだ。
「良かった、どっと疲れた。」
夫は仕事や勉強どころではなかったようで、だが一命をとりとめたことでまた自分に集中が出来ると安堵していた。来週は、家族で義父の見舞いに行くことになった。
「せん妄?が酷かったんだよ。参ったよ、金を取られただとか、こんな牢獄に入れやがってとか・・一瞬、認知かと思った。」
後から聞いた話だけれど、ゾッとした。認知になったらー、いや、もう義両親だけではなく私の両親だってそういう年だし現実的な話。奇跡的に何も起きていないから普段は考えないようにしているけれど、それはいつ何時、訪れるか分からないのだ。
せん妄と回復
家族