憂鬱な噂

ボールペン 仕事
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 久しぶりの事務パート。
午前だけの勤務なので、皆がやらない雑務をこなしていたらあっという間に3時間が過ぎた。
インフルで迷惑を掛けたこともあり、係長には今週はどんなシフトでも対応しますと伝えたのだけれど、シフトは変わらずそのまま。特に私に用はないのだろう。
誰でも出来るファイリングやスキャン、そしてデータ入力と負荷の掛からないルーティンワークのみで終われたのは、先週、私が休んだ時にこの雑務をする人間がいなかったからだ。
空いているデスクに放り投げられたファイリング必須の紙類がわんさか。出社すると、社内の人間より誰より、放置された書類が私を待っていてくれたのだなと思えた。

 帰り支度をしていたら、花山さんに話し掛けられた。
あのぎくしゃくしていた日々はもうなかったことになっている。


「なんかさ、この課、今度の春に大異動するらしいよ。別の課と統合?するみたいで。人員削減だって。うちら、切られるのかも。」

 
 子の受験が終わり、ぼちぼち求人を見ていた私だけれど、まさかその前に追い出されるってこと?
週1程度であっても、働く場がなくなるのは精神的に堪える。

「こないだ米田さん達に探り入れてみたけど、濁されちゃった。違うとも言わないから本当なんだろうね。あー、また別の仕事探さないとなのかな。めんどくさ。」


 仕事が出来る彼女なら、なんなく次も事務仕事が見付かるだろう。
それにしても、リストラまでのカウントダウンが始まるのか。それまでにこちらから新しい仕事を決めて退職したい。

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