クラス最下位だった我が子の成績

メガネとノート
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 中間テストの結果が返って来た子。
夫は、それを見て明らかに失望の表情を浮かべた。
クラスと学年での順位が記載されており、クラス内では1科目ーそれは英語なのだけれど、最下位だったのだ。
子はへらへらしており、それが逆に夫の神経を逆なでしたようだ。

「こんなんじゃ、大学に行けないぞ。」

 そんな脅しに、子はもう慣れっこ。

「別にいいけど。大学に行くかどうかも決めてないし。」

 ようやく反抗期も落ち着いて来たようにみえたのに、最近また親に口答えをしたり馬鹿にしたような態度を取ることが増えた我が子。
そういう年頃なのか、それとも周りより幼いのか我儘なのか。

 高校に入学し、それまでの受験勉強から解放され自由になったことでどこか地に足がついていないようだ。
平日は、夕飯時までには帰って来るものの、カフェやファーストフードに寄って来たからお腹一杯といって食事を残したりもする。
暇さえあれば、スマホでインスタやtiktok動画を観ている。
だらだらしているといえばそれまでだけれど。
入学してまだ3か月、夫はもう3か月というけれど、夏休みくらいからスイッチを切り替えたらいいのではないかと思う。
今はまだ生活に慣れることが第一だと私は思って来たし、勉強についてあれこれ口うるさく言う気もない。
いや、正直言って、私は自分の私生活の方が大変で。
我が子のことに構う余裕が無かったというのが本当のところだけれど。


 ただ表には出さないけれど、内心ではもう少し成績が上の方だと思っていた。
英語がまさかの最下位。
他の科目も、真ん中か下の方で冴えない感じ。
英語は受験必須科目だというのに。
せめて他の科目ー例えば数学とか国語がクラスで1番なら、「そりゃあ苦手な科目だってあるよね!」なんて気休めでも励ますことが出来たのだが。


「俺は英語、得意だった。」

 こういう時、すぐに夫は子の頭の悪さを遠回しに私のせいにするから腹が立つ。
言われなくても分かっていること。それをわざわざ口に出すのが厭らしい。



「高校の時には英検だって2級は取ってたぞ。高1の夏休みだっけな。」


「へー、すごいね。」


 生欠伸をしながら、父の武勇伝を聞き流す子。
まるで響いていないのだ。
部活も入っていないし、塾再開は決定だろうけれど。
本人がこうもやる気がないのなら、お金が流れるだけのような気もする。
子の実力以上の都立高校に入学出来た。合格時はただただ嬉しかったけれど、中学の時よりも周りのレベルが上がるということ。
成績が多少は下がると覚悟はあったにしても、あんまりだ。

さて、どうしたものか。







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