引きこもり、万歳!

貯金箱 生活
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 あれもこれも、本当に高くなり困る。
一軒あたり数円のポスティングをしながら、収入=支出を保つことはいまや厳しい世の中だと思い知る。
気軽にコンビニスイーツを買ったり、夫にそそのかされ国産肉しか買わない生活は今や過去のこと。
米が高く、残り僅かになった米びつに慌てて米を買いに行くより、米が切れているからと言い訳しながら安い麺類にしたりしてその日その日を凌いでいる。

 人間って、不平不満を言いながらも、適応する能力は長けている生き物だ。
あんなに米がないと、おかずは5品以上じゃないと駄目だと言っていた夫も、最近では豚丼(牛丼ではない、安い豚小間を使ったスタミナ丼だ)と汁物とちょっとした漬物だったり、パスタとサラダの夕飯でも文句を言わず食べるようになった。

 夫に頼んで、不用品を売る生活も始めた。
メルカリに出せば、夫の不用品は宝の山だ。
今日は、夫の着なくなった某ブランドのジャケットがそれなりの価格で売れた。
あとは、子が昔に着ていたドレス。ピアノの発表会で着たものも夫がデパートで買って来たものなので高い。こういう時、買い物をする際はリセール出来るかを基準にするのが賢いーと今になって気付くのだ。
ポイ活については、最近ではクーポン内容がしょぼい。物価高の影響はポイ活市場にまで及んでいる。
なので、市場の景気が良くなるのを待ちながら、ポイントはそのまま使わず細々と貯めている。

 休日になれば、外食に行きたがっていた夫。
だが最近は子も大きくなり、家族単位で外に出る機会が減り、夫婦2人でという気にもならないのか誘われなくなった。
夫もふらっと一人でラーメンを食べに出ることはあるけれど、家にいる時はたいてい私が袋ラーメンに野菜を入れて割と健康的なインスタントラーメンを提供するので、積極的に外食をしようと思わなくなったようだ。
勿論、私の家事労働は増えるのだが、養って貰っている上その対価は支払うべきだと思うようにしている。

 バルコニーのプランターには、豆苗。
二度目はまだまだいけるが、三度目になると若干へなへなのたよりない豆苗になる。
だが、冷蔵庫に緑がない時にちょっとした戦力になる。
納豆や卵や牛乳、食パンや子どもの菓子は、ドラッグストアでしか買わなくなった。
近場にコンビニもあるけれど、面倒臭がらず足を延ばせば底値の品が手に入る。
わずかであっても、日用品や日々必ず買わなくてはならない食材においては、一番安い店でまとめ買いした方が良い。


 なんだかんだ、一番の節約は「出掛けないこと」だ。
こういう時、引きこもり体質で良かったと心から思う。
むやみやたらに外出をしない、家の中で無料漫画を読んだりしてだらだら過ごす。
体力を使わなければ、食欲もわかない。
時間に余裕が出来れば、安い食材で作り置きを考えたりして、平日の無駄な出費にストッパーがかかる。
物価高により、世の中も引きこもり気味になっている今、昔のような罪悪感がないのも嬉しい。
声を大にして言いたい。

「引きこもり、万歳!」



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