イベントは敵

海苔巻き 生活
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 家計管理を任されるようになり、イベントは敵だと思うようになった。
クリスマスや年末年始は仕方がないにしても、今日の節分。
豆まきくらいならいいけれど、恵方巻?スーパーの総菜売り場にずらりと並ぶ太巻きの数。
そして、その価格。一番安いハーフであっても980円。
1000円以上は当たり前。デパ地下や寿司屋で買えばもっとする。
ならば手作りーと鮮魚コーナーを見れば、今度は刺身の価格に辟易する。
まぐろや子が好きなサーモンは欠かせない。それに、恵方巻なので7種類の具と拘りだしたらもう大変。
かんぴょうだって、普段は使わないもの。戻して煮て・・と面倒臭い。それに、案外高い。袋に入っている量も多過ぎる。
そんなこんなで、作る労力を考えたら市販のものを買う方がお得なのではと思い始める。

 その年の縁起の良い方向を見ながら黙々と食べる。
家族と一緒であっても一人で食べているようなもの。
なんだか詰まらない。
お金を掛けて、黙々と食べるだなんて馬鹿らしくすら思う。
そして翌日になれば、コンビニやスーパーでの売れ残りの恵方巻が大量に破棄されている様を思い浮かべてやるせない気持ちになる。
コンビニが始めた商売上の戦略であって、伝統でもなんでもないと割り切れたらいいのだけれど。
それに、私は関西人でもない。

 
 くだらない。馬鹿らしい。
だが、夫と子の手前、スルーすることも出来ない。
くだらない文化に踊らされているだけ。それでも、至る所で太巻きを見れば、夫も子も今日の夕飯に期待をするのではないかと勝手に思う。
ただ、夫は最近食が細いので、ハーフでいいかなと思う。
今月こそ赤字にならないよう、スタートが肝心だ。







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