大赤字

スポンサーリンク

 消えた25万円のことは気になりつつも、それを加味せずとも、取り敢えず先月の家計管理は大赤字となった。
春休みの予算立てがうまくいかなかったことに加えて、再び矯正器具の作り替えが発生。
これに、10万円は掛かるそうだ。
夫に伝えると、子のマウスピースを見ながらまだ使えるんじゃないか?とゴネ始める。

「ちゃんと聞いたのか?だってこのネジみたいなのまだ回るぞ?ネットで調べてみたけど、このネジが回らなくなってから作り替えるんじゃないの?」


 そう言われても、歯科医から替えた方が良いと言われればそうするしかない。
矯正のことは私達素人には分からないし、ここでケチってうまく揃い始めている子の歯並びを悪くするのは勿体ない。


「あなた、何しに一緒に歯医者に行ってるの?ちゃんと説明聞いて疑問に思うことは聞かないとさ。」


 ならばお前が行ってくれと思う。
私は歯科医から説明を受けた時に納得したのだ。そりゃあまた金が掛かるなぁとナーバスな気持ちになったのは確かだけれど、無駄遣いだとは思わなかった。
10万円は確かに痛いけれどー、ならばあのプラダのプレゼント代はどうなのだ?
きっと吉田さんにあげたのだろうと思う。確証は持てないけれど、きっとそうなのだ。


 先月の家計簿を夫に見せた。というか、見せろと言われたので見せた。
そしてやっぱり俺がやった方が管理出来ていたとい言う
私のことを浪費家とも言った。
だがそれは、夫がこれまでやり繰り費に入れていなかった分を家計に含んでいるからだ。
私が管理するようになってからは、夫は私物の買い物を雑費計上にしてくれと、一緒に店に行けば、ぽいぽいと買い物かごに放り込む。
例えば、たばこ代やちょっとしたコンビニでの買い物だとか雑誌だとか細々としたもの。
衣類やバイク用品はこれまで同様、夫のカードで自由に買っているようだけれど、塵も積もれば山となる。


 今月はまだ始まったばかり。
私の就活費用は虎の子から出している。
面接までの交通費だって馬鹿にならないけれど・・
仕事が決まるまで落ち着かず、日雇いバイトの求人も眺める日々。
実家が太ければーなんて、つい妄想をしてしまうのだ。




 


スポンサーリンク
生活
スポンサーリンク
シェアする
隣の芝生
タイトルとURLをコピーしました