自分へのクリスマスプレゼントに、新しいニットを買った。
主婦層向けのリーズナブルなショップだが、今の私にとっては迷いに迷って購入。
3900円のニット、カラーは淡いピンク。袖の部分に小さなゴールドのボタンが付いていて華やかなニット。
いつもモノトーンカラーばかりで、気分を上げる為に購入したのだ。
今日の職場も私以外は華やかだった。
米田さんは、グリーンのパンツにトップスは黒のニット。対して花山さんは赤と緑のチェック模様のニットワンピース。
「今日はクリスマスカラーだね。」
男性社員が2人に向かって声を掛ける。
私も同じく思っていたけれど、それぞれ周りを気にせず自分のファッションを楽しんでいるようだ。
「おはようございまーす。」
木佐貫さんが出勤し、コートを脱いだ姿を見てハッとした。
私と同じニット？まるで色も形も同じではないか。
ピンクというか、ベージュと混じったような色味でほぼ同じカラー。
だが袖に私の物に装飾されていた金のボタンは無かったので違うショップのものだということは判明したけれど。
だが、ぱっと見は同じに見える。首元のタートル具合も一緒。
今週、着ようと楽しみにしていたのに。
地味色ー例えば白や黒やグレーなら、かぶってもそこまで気にならないのだけれど。
明るい色はいかにもお揃いっぽくて恥ずかしい。
こんなこと気にしている暇があれば、もっと仕事を覚えるべきなのだけれど。
服かぶり
仕事
