返信不要です

スマホ わたし
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 私の苦手な言葉の一つが、「返信不要」だ。
なんていうか、一方的で自己中にすら思える。
言いたいことをばーっと吐き出し、本人はそれですっきりしているかもしれないが、受け取った方はモヤモヤする。
引っ越し前のママ友とは、久しぶりに再会したことをきっかけにちょくちょくラインをし合うようになったのだが。
そうだった、彼女のことは好きだけれど一点。
この「返信不要」という文句が多く、昔から私はこの言葉に振り回されていたことを思い出した。

 今回は、息子の悩みを打ち明けたライン。彼女の息子は受験に失敗してから心を病み不登校だが、頭脳明晰なので大学受験に向けて通塾はしているらしい。そこでのトラブル内容だった。
ラインは私が仕事中に5通程来ており、すぐには返せないので帰宅して後でゆっくり返そう。そう思い、帰り道に返信内容を考えていたのだけれど。帰宅後、よくよくラインを見たら、「返信不要です!」の文句。この一言に拒絶されたと感じるのは私だけだろうか。
結局のところ、ただ聞いて欲しいだけなのだろう。捌け口を探していただけ。
アドバイスなんて要らないよ、どうせ役に立たないから。
そんな声まで聞こえてしまう。
返信するもしないも、こっちに選択権をくれないかーそう思うのはおかしい?
会話のキャッチボールじゃないけれど、悩みをぶつけられたら全力で返したい。大事な人だからこそ。
なのにそれをハナから拒否されたら、私のこの想いはどこへ投げたら良いのだろう。

我慢出来ず、返信してしまった。
どうしても、彼女の役に立ちたかった。
私なりに熟考し、こうしたら?という提案。
少ししてから返信が来た。

ー忙しいところごめんね、そうだね。ありがとう。

 その後も熱くなって何回かメッセージを送ったのだけれど。
そのどれに対しても、彼女からの返信は冷めたものだった。


ー忙しいところごめんね。


ーありがとう、夕飯時にありがとう。またね。


 早く会話を終わらせたいのか、バイバイのスタンプで切り上げられてしまいなんだか悲しかった。
私としては、もっともっと彼女の話を聞く体制は出来ていたし、役に立ちたかったのに。
返信不要=あんたも不要
そんな風に捉えてしまう。



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