PTAさぼり気味

雑誌 わたし
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 今日は、11時半で退社。
仕事が無かった。
いや、仕事はきっと腐るほどあるのだろうが、「私が出来るレベルの仕事」が無かったのだろう。
帰っていいと言われたのだけれど、遠回しに帰って欲しいのだと思い、素直に退社した。
帰りの自転車、雷が聞こえて来たと思ったらそれは頭上に近付き、突然の雨。大雨。
ずぶ濡れになって帰宅。
今日もまともに仕事が出来なかった。



 シャワーを浴び、しばらくリビングのソファでぼーっとしていたら、何気なく放り投げられた冊子が目に入る。出来上がった広報誌だった。子が学校から持ち帰り、置いたのだろう。
ここずっと、PTAを欠席しており、一番人手が要るとされる校正作業や印刷、仕分けと配布に関わらなかったので、仕上がりがどうなったのかすら知らなかった。
優先順位ー
多分、働いていなければPTAのことで頭が一杯、日常のすべてがそれに支配されていたに違いないけれど、今の私にとってのPTAはどうでもいいといったら悪いけれど、私の生活において最下位ともいえる事項であり雑務にほかならない。

 パラパラと紙面をめくると、先生紹介から始まり、各学年の課外授業や体育祭の写真が散りばめられており、見応え十分だった。
部活紹介などもあり、バイトをしている子が大半ーなんて子は言っていたけれど、それなりの生徒が部活動に関わっているのだなと思う。

 紙面は細部にまでこだわりがあり、どこかで見たことのある雑誌のパロディのようだ。
写真も、ただむやみに選定した訳ではない、個人情報云々を考慮したりもしなくてはならない。
一番最後のページは、PTA紹介。
勿論、広報委員のメンバーの写真も。私はその中に入っていない。そもそもそんな写真をいつ撮ったのかも知らない。私が欠席した時に撮ったのだろう。まるで幽霊部員のようだなーと思う。
学年のラインは回って来るけれど、最近は既読スルーになってしまっている。
私がいなくても回っている。
なので、もうどうでもよくなっている。無責任かもしれないけれど。
今は自分のことでいっぱいなのだ。

このままフェイドアウトーなんて虫のいい話はないだろうけれど、やれる時にやる。
自分のキャパには限度があるのだから。






 

 

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わたし
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隣の芝生
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