ピアノレッスン

ピアノ
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 まだ病み上がりなので、この土日は家にいる子。
久しぶりに、ピアノの鍵盤を叩く音。
すっかり腕は落ちたものの、懐かしいメロディが流れて来ると癒される。
家の中にピアノの音色がある暮らしは、優雅で素敵な空間を叶えてくれる。

一体どういう風の吹き回しか、ピアノを再開したいと言い出した子。
受験もあり、辞める辞めないでもめていたけれど、念のため保留にしていた去年。
私の方も自分の仕事のことで頭がいっぱいで、講師に受験も終わりひと段落した際、どうするかを伝えてもいなかった。

なんで続けたいのか聞いたところ、推しのアーティストの曲を弾けたら楽しいからと言うのだ。
子に推しがいたことすら知らなかった私。いつの間に子の部屋には私の知らないアーティストのポスターやグッズが増えていた。
夫に相談すると、そもそもピアノを売ろうとしていたことすら忘れており、二つ返事でOK。
子が救急車で運ばれたこともあり、ますます子を溺愛するようになった。
塾の送迎も、これからは寒くなるし夫がなんとか仕事を切り上げ迎えに行くと言い出した。
車で送迎される方が、子にとっても負担は無い。

 早速、講師にメールをした。
ご無沙汰しておりますーから始まり、再開のお願い。
レスポンスは早かった。そして、また再開する気持ちになった子のことを喜んでいるようだった。
小学生の頃から難しい思春期にかけての子を知る講師。
高校生になってからの子と会うのは久しぶりなので、楽しみだと言う。
私は正直、この意識高い系講師は苦手だけれど・・・それでも、家族ではない誰かがこうして我が子の成長を見守ってくれることは嬉しいことだな、と素直に思った。

月謝が8000円と大人価格になったことは残念だけれど、一つでも得意なことを。
秀でていなくても、好きなことを。
ピアノという楽器が、子の人生に寄り添ってくれる時期がきっとある。





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