カラオケ

マイク わたし
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 最近、テレビを点けると歌番組が多い。
特に、カラオケ。
きっと、私達40~50歳世代をターゲットに絞った番組なのだろう。
曲も、90年代後半~ヒットしたものが多いのだ。

スポーツもそうだけれど、この才能があれば人生変わったかもーと思う一つに、歌唱力がある。
歌が上手い、それだけで一目置かれる。
勿論、学力など仕事に生かせる能力が高い方が生きる上で有利なのかもしれないけれど、マイナスイメージからのギャップ萌えに一役買ってくれそうなのは、やはりエンターテイメント的要素を含んだ才能なのだと思う。


 義実家で、実はカラオケが度々開催されるのだけれど、私は一度も自分の歌声を披露したことがない。
義姉らにどんなにマイクを押し付けられても、それだけは勘弁して下さいとマイクを押し返す。
最初の頃こそしつこかった義姉達だったけれど、さすがに子が生まれ物心付く頃になっても拒否し続ける義妹に愛想をつかしたのか無理強いしなくなった。

自分の声が嫌い。
変な声なのだ。
何度か自分の声を録音して聞いてみたけれど、残念過ぎて悲しくなった。
それに、若干音痴なのだ。
歌は好き。
一人きりの時、自宅でカラオケ動画を流して歌うこともある。
ただ、人前だとNGなのだ。


 テレビ画面にうつる、歌の上手い素人達。
お金にならなくてもいい、聞く人を魅了させる声。
それだけで人気者だし、場を盛り上げる。
忘年会でも二次会はカラオケだった。もし私が実は歌うまだったら参加していたかも。
そして、職場での印象をポジティブに変えられたかも。

なんて、職場はやっぱり仕事が出来てなんぼなのだけれど。
色々と妄想してしまうのだ。




 

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わたし
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