子がピアノを辞めることを、メールで伝えた。
数日間、講師から返事がなくそわそわしたが、子がレッスンに行くとその話になったというから、私のメールは読んでいたということだ。
子は、講師から考え直すように言われ、押しに負けて帰宅。
だが、辞める意思は固く、私からもう一度伝えて欲しいと言われた。
二度目のメールを送ると、すぐに返信が来た。
だが、それは休会を勧めるものだった。
辞めたいと意思表示しているのに、うまく伝わっていないようだ。
子が、受験との両立を不安に思っているだけならば、その時期はお休みということにしてひと段落ついたらまた再開した方が良い。好きなことを一時のことで手放すのは勿体ないと言うのだ。
それに対し、娘の意思は固く、休会という半端な形だと受験勉強に打ち込めないことを伝えるが更にまた返信。
そうして妥協案として講師からの提案で、夏の発表会を区切りとして退会の流れとなった。
ー高3の夏までピアノを習っていたという事実は、受験の際、面接で役立ちますよ。それに発表会のことだって調査票に書いている子、たくさんいますから!
それは音大に行く子では?と思ったが、そのことを子に伝えると、
「じゃあ、夏まで続けようかな。」
流れが変わった。
だが、本当に夏の発表会で退会出来るのか?疑わしい気持ちもある。
年々、生徒数が減っているように思うピアノ教室。講師も生徒の確保に必死なのが見え見えだ。
習い事も仕事も、辞めることは始めることよりもエネルギーが要るような気がしている。
退会連絡
