せんべろと成長記録

白ワイン 生活
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 コルセンの退職手続きは、非常にあっさりしたものだった。
退職届を提出しに総務へ。
あのSVと鉢合わせしたくないので、とっとと手続きをして帰りたい。
その思いが伝わったのか、事務の女性もあっさり必要書類を受け取り、ざっと確認すると、

「はい、それではこれで大丈夫ですので。お疲れさまでした。」

「あ、はい。お世話になりました・・」


 未練は無いが、拍子抜け。
なんだか役所の手続きとそう変わりはない。
恐らく、この職場では日々行われているルーティンのようなものなのだろう。
たったの5分程度で終わった退職手続き。
上司などに引き留められることもなければ、同僚からの送別などもない、思い入れもない職場だったのでこんな感じの退職が心地良い。
去年の今頃ー、IT企業での退職時では、突然皆の前で挨拶などさせられ慌てたことを思い出す。
その代わりに、人との交流もあった。
思い掛けない人達から選別の品をいただいたり、労いの言葉を掛けて貰ったりして、私の能力が足りなかっただけで温かい職場だった。
小川さんからいただいたアロマディフューザーは、今も癒しを与えてくれている。

 久しぶりにファミレスでせんべろ。
一人お疲れ様会。
デキャンタで白ワインを頼み、安いおつまみを2品。
豆のサラダとピザ。
スマホではなく、通勤バッグから手帳を取り出す。
4月からの予定は、事務パートと塾の面談、それに持病の通院くらい。
単発でもバイトをしなくてはと、求人サイトを眺める。
春だし、ちょっと体を動かそうかー
気になる求人にチェックを付け、2つ応募。
手帳に書き込む。
そんな仕事めいたことをしている自分に酔いも手伝い、傍からみればバリキャリかもなんて笑えて来る。ついさっき、プレッシャーに負けてパートを辞めて来た癖に。
アルコールは気持ちを大きくする。
そしてまた、手帳に書き込む。


~私の成長記録~10年前と今、変わった私~

*引きこもり主婦から、パート主婦になった。
*ぐちぐち悩むところは変わらないけれど、行動出来るようになった。
*失敗しても、次へ切り替えることが出来るようになった。
*相変わらず新規の友達は出来ないけれど、一人で過ごす時間に罪悪感を感じなくなった。
*夫に少しは意見が言えるようになったーまだ対等ではないけれど。
*家計の管理を任されるようになった。
*仕事をすることで、母とある一定の距離を保つことが出来た。
*働くことで、子どもに対し必要以上に干渉しなくなった。


 ほら、こんなに変わったよ、私。
アルコールの力ではない、酔いが覚めて手帳を繰ってその言葉を見付けた時に、それを真っ直ぐ受け止めることが出来た。失望することなく。
人は、変われる。その大きさに個人差はあるけれど。
1ミリずつでも前進していれば、かけがえのない何かに辿り着けると信じている。



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