冬の弁当作り

スープ 生活
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「ママ、あったかいお弁当食べたい。」

 子からのリクエスト。
聞くところによると、友達は冬になって温かいジャーを持参しているらしい。
カレーやシチュー、丼ものやスープなど、レンジが無い学校でも熱々の昼ごはんが楽しめるのだ。
これまで、冷えたお弁当を食べていた我が子を思うと少し不憫。
寒さに震えながらのランチタイムだったのかもーと。


「自販機にあったかいお茶とかあるから、それで凌いでたよ。」


 私が謝ると、子は平然とした顔で返す。
子なりの気遣いかもしれない。

早速、駅前のモールでジャーを探した。
女子高生だから、あまり大きいジャーは持ち運びや見栄え的に嫌がるだろう。
一番小さなタイプでは足りないかも。
子に、ラインでいくつかの候補を送り、OKを貰ったのがサーモスの300mlのもの。
ご飯やおかずなども入れられる二段式のも提案したけれど、スープにおにぎりのセットでOKと言うのでこれで落ち着いた。

買って来た翌日、早速それを使ったお弁当作り。
ジャーを熱湯で温め、その間に具沢山のスープ作り。
数日前に作った鶏団子鍋で余った種を冷凍保存していたのでそれを再利用。
白菜やきのこ、その他、冷蔵庫に半端に残った野菜をザクザク切って入れて、味付けは子が好きな鶏ちゃんこ系スープで。
思い付きで、春雨も投入。かなりのボリュームになった。
それに、おにぎりとみかんを入れて終了。バタバタの朝、夫と犬塚さん用のお弁当は不要だったこともあり、楽出来た。


 子が帰宅し、開口一番、


「体、あったまった。美味しかったよ、ありがとう。」


 その一言。
入学し、毎日のように作って来たお弁当。
そんな風に感謝の言葉を言われることなど無かったので驚いた。


「ただ・・」


「何?」


「春雨がね、水分吸ってたからスープが殆どなかった。」


「え?ごめん!」


 失敗もあったけれど、トータルで良かったという感想を貰えて毎日の弁当作りに張り合いが出る。
ついでに自分の昼ごはんも作ってしまえば一石二鳥。
スープにおにぎり、栄養も家計にも満足なランチメニューだ。


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