浮いた存在、嫌いな自分

フロート 仕事
スポンサーリンク


 事務パートの忘年会、欠席することにした。
多分欠席は、私だけだと思う。

「雰囲気良さそうなお店ですよねー!楽しみ~」

 喜々として、隣の花山さんが木佐貫さんに話すのを聞いて、罪悪感。
黒川さんも米田さんと仲も良いし出席だろう。
これで職場では、より一層、浮いた存在になってしまった。花山さんとぎくしゃくしてからは尚更。
黙々と入力作業をしつつ、年内までの〆切仕事は自分で何とかしなくてはならない。
Excelのどの表計算を使うのか、調べてトライしてみて、やり直して・・これまでは花山さんに聞けばすぐに教えて貰えたこと。それが今は出来ず、時間は数倍掛かる。

 もう、潮時かな。
米田さん飛び越えて、課長に相談してみようか。
要するに、仕事が出来ないから浮いた存在になってしまったのだ。
花山さんは、同期でありしかも同じ時給なのに何で自分ばかりが損をしているのかと、腹立だしく思ったのだろう。
ついこの前までは、社員2人の悪口を言いまくっていたのに。米田さんらが聞いたらどう思っただろう。いや、黒川さんがいた時もあったのだ。黒川さんから米田さんに筒抜けじゃないのか?いっそのこと、チクってくれたら良かったのに。

 そんな風に思う自分、なんだか働く前とまったく変わらない。
ずっとおんなじ。
自分が嫌い。

 

タイトルとURLをコピーしました