去年の今頃、私は何をしていたかなと2025年の手帳を取り出しページを繰る。
こんなメモが残されていた。
ー花山さん、ヌン活自慢。うざい。こっちは花子の夏期講習や車税諸々、重なる出費で頭が痛い。
あぁ、そうだった。そんなこともあった。あれから一年も経ったのかーついこの間のことのよう。
その他にも、体調が悪い時や通院時の記録、実家や義実家の訪問日や各イベント時に何をしたか、何を渡していくらかかったかーなど、ありとあらゆることがメモとして残っていた。
記憶というものは不思議なもので、普段はまったく思い出しもしない、深い深い海の底に眠っているようなものなのに、ちょっとした情報で一気にぶわっと蘇るから不思議だ。
巷では、日記ブームが来てると言う。
しかもアナログ。スマホなどではなく紙の日記帳。
3年日記や10年日記などもあるらしく、一冊の日記帳の一ページに年は違うが同じ日付のメモ欄が並ぶ。
芸能人やエッセイストの日記も需要があるらしく、本屋ではなかなかの売上を伸ばしているようだ。
日記だけでなく、ジャーナリングー私はモーニングページを時々しているのだけれどー、それだって手を動かし書くことで、気持ちの整理にもなるし、その日に自分の中に生まれた様々な感情を昇華させることも出来る。勿論、誰かに見られたらーというデメリットもあるけれど。「手書きをし残すこと」の効能を実感する。
最近は、忙し過ぎて手帳が空白続きだった。
ふと、悪いことばかりじゃない、楽しいことも書きたくなる。
今年の手帳を取り出し、一言日記。
ーハルミさんからお誘いのラインがあった。彼女と友達になれたらいいな
まるでティーンエイジャーが書いたよう。
だがこれだって、10年後、もしも彼女とひょんなことから馬が合い、生涯の友達になったのなら。
これ以上にない思い出の記録になる。
日記ブーム
わたし