人事と課長と米田さんに呼ばれた。今後のシフトについてだ。
「木佐貫さんも休職中だし、人が足りないのでシフトを見直してくれませんか?これまで週1~だったのを週3~でお願いしたいのですが。」
「午前勤務の扱いはどうなるんでしょうか?」
「午後も出来れば出て貰えると助かりますが・・あなたの都合もあるでしょうし、そこは臨機応変に。」
「ちょっと考えさせて貰えますか?」
「勿論、あなたの同意があってのことなのでね。無理にとは会社も言えないから。」
このタイミングー新しいパートに行き詰っているところだったので、渡りに船かもしれない。ただ、面談で課長の横に座る米田さんとは一度も目が合わなかったし、正直、彼女はこの件についてどう思っているのか、もしかしたら不満を抱えているのではないかと思うと手放しで喜べないけれど。
だが、次第にネガティブに受け止めていたこの話について、メリットしか感じなくなっていた。
家に帰り、頭を冷やす。
異動することで、環境はガラリと変わる。それは怖いことでもあるけれど、今より良くなるかもしれないし、新しいパートが合わないと思い悩んでいた私にとっては、飛び付くくらいに魅力的な話だった。
何よりー、ポンコツだと自信喪失で軽い鬱状態に陥っていた私にとって、必要としてくれる場所があるということは、消えかかっていたやる気にぽっと灯がともったような、前向きさを与えてくれた。
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