子はあれから腹痛はおさまったものの、微熱もあるので学校は休ませることにした。
今日は雪予報。
そして、休む連絡をした途端、ほっとしたのと開放感。
実は、昨夜から既に休む気満々だった。
もう辞めたい。
おかしなことに、休んだことでなぜか出勤するより会社に貢献した気になる。
勿論、有給申請をするつもりはない。
そこまで図々しくなれないし、申請するのにリーダーの印が必要。諸届をわざわざ彼の元に持って行くのは気が引ける。
N恵と私は違う。
子は、去年、救急車で運ばれたのだ。
あの怖さをN恵は知らない。
どんなに健康体で持病が無い子どもであっても、いつ何が起こるか本人にすら分からないのだ。
一時間前まで平常だったそれが、突如、急変する恐ろしさ。
あの、痙攣している姿を実際経験すれば、N恵のように割り切れない。
微熱であっても、私は休む。
たとえ、N恵のように責任のある仕事ー、必要とされている立場であっても。
子どもにとっての母親は私しかいないのだから。