テレビドラマをつまみに・・

テレビ わたし
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 今の私の楽しみは、録画したドラマを観ることくらい。
日々の家事に追われ、時々自営の手伝いとパート探しやPTAの合間にほっと出来る時間。
今期は、前にも触れたけれど「日曜の夜ぐらいは・・・」「あなたがしてくれなくても」に嵌っていたのだけれど。
今は俄然、「だが、情熱はある」だ。

 芸人には2パターンあって、底抜けに明るいタイプと心底暗いタイプ。
特にコンビだとその2パターンが掛け合わさることで面白さが倍になる。
まさに、「喜劇」と「悲劇」が混在して化学反応を起こすのだ。
明るいタイプは分かりやすく、そのビジュアルだけで周囲に笑いを起こす。
暗いタイプは、ギャップーその近寄りがたくネガティブな空気からの誰もが思いつかない突拍子のないワードセンスで客の心をつかむ。


「だが、情」の2人は、その例外。
2人とも、同じタイプ。
ネガティブで暗過ぎるし若干気持ち悪い。
しかし、「陰」の2人が掛け合わさって、「足りない2人」の相乗効果という新感覚の漫才を生み出した。

 山ちゃんの妬みやそねみをエネルギーにして、さぼる理由を徹底的に潰すという異常にも思えるストイックな考え方や、若林の楽しめる人が羨ましいとか、社交性が足りないとか、その他諸々2人のネガティブ過ぎる思考が共感出来て、だから売れるんだなと思う。
客は2人のネガティブなネタに大笑いしているけれど、大笑いしているということはひとつの共感なんだと思う。だって、心に引っ掛かるから笑うのだと思うし、引っ掛かるということは彼らの言葉に少なからず同調出来る部分があるからだろう。

そして、誰しもが持つダークな、普段はひた隠しにしている部分をさらけ出して笑いに転換出来る彼らは、天才だと思う。

 人は、共感に飢えてる。
誰もが自分のことを分かって欲しい気持ちを抱えている。
世界中、探しまくれば一人くらいソウルメイトがいるだろうけれど、対面で出会うのは厳しいから、テレビやネットという媒体を通して出会うのだと思う。

私も寂しい一人。
誰も分かってくれない、ひとりぼっちだと感じる夜。
安いサワーにスナック菓子をツマミに観るこのドラマに癒されて、明日も頑張ろうと思えるのだ。







 





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