N恵からレスの相談を受け、とっくに夫婦関係が終了している私にとっては面倒な悩みだと思いつつも、パートが休みということもあり暇が出来たのでラインで相談に乗ったりしていた。
やり取りは、文字のみ。こちらが暇な時に限って、彼女は多忙だ。いつも、私のタイミングに構わず電話を掛けて来るのに。
ぽっかり空いた自由時間、ふっと誰かと話したくなる瞬間、頭を過るのはN恵のみ。私にとって、彼女は従姉妹であり友達でもあるのだ。
血の繋がった関係だからこそ、社交的な彼女であっても誰にも言えない相談は私にだけしてくれるのだと思っていたし、これからもそうだと思っていた。
なのに。
ーママ友で、まいちゃんって子が同じマンションにいるんだけどさ。上の子が目指してる中学と彼女の子の志望校が一緒で、これまで付かず離れずだったんだけど。ちょっと共通する部分が色々あって、ここ最近仲良くなったの。
N恵のインスタを覗く。
毎日のように、まいちゃんらしき影が見える。
共通する部分っていうのが気になり、聞いてみたら濁された。
ーまあ、色々。でも話してみたら、めっちゃ波長が合うんだよね。私、ママ友、割とたくさんいる方だけど、多分これまでの付き合い入れても一番合うかも。同じマンションなのになんで今まで距離取ってたんだろうって損した気分。お互い、なんか敵対心持ってたんだよね、うまくいえないけど。
頭の奥が、すーっと醒めて行く感覚。
あ、私はもう必要とされていないんだ。極端だけれど、そう思った途端、彼女からのラインをブロックしてしまった。
所詮、友達じゃない。
所詮、友達じゃない
家族