気分が上がる100均ショップ

食器 生活
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 100均とは、もはやテーマパークである。
豊富な品揃え、陳列された商品の回転率の早さ、そして安さ。
いったん店に入ると、いつまででもいられる。
100均といえど、店の種類は色々ある。
代表格のダイソーから始まり、キャンドゥやセリア、ちょっとお洒落なナチュラルキッチン。
この中でも、私が大好きなのがナチュラルキッチン。


お洒落なナチュラルキッチンの雑貨

 とあるパートの面接会場の下見に行った帰り。
折角使った電車賃が勿体無くて、寄り道をした。
ブラブラしながら、ちょっと疲れたのでお茶でもしたい気分だったけれど、1杯500円もするお茶にお金を出すなら雑貨の一つでも買いたいーそう思った矢先、ナチュラルキッチンが近くにあったことを思い出した。

 相変わらず、女性が多い店内。
若い子、そして私と同世代から高齢女性まで、とにかく多くの女性でひしめき合っている。
商品も陳列棚にぎゅうぎゅうに並べられており、でも統一感がありごちゃついていない。
とてもお洒落。何時間でも居られそうな店。
胸を高鳴らせ、小さな季節の箸置きを手に取った。



箸置きが3倍の値段でメルカリに出品

 以前、何気なくメルカリを見ていたら、見覚えのある箸置きが出品されていた。
なんとそれは3個セットで1500円近くで販売されており、300円が1500円で5倍の価格なんてぼったくりではないか!と思ったのだが、「いいね」がいくつも押されていた。
ナチュラルキッチンは、他100均ショップより店舗が少ない。
都内で7店舗しかないし、地方には店自体が無い。
なので、住む場所によってはなかなか商品が手に入り辛いことから、100均商品のうえ中古でも十分売れる見込みがあるのだ。
それに、人気商品はすぐに売り切れる。
オンラインで売り切れていたら、ちょっと妥協してメルカリで購入しようという気にもなるのかもしれない。




低コストでセンス抜群の雑貨や食器

 キラキラ光る、ガラスの箸置き。
これが110円だなんてー
家族3人分買いたい!と手に取って、少し考えまた棚に戻した。
箸置きなんて実際使うことが少ない。
家族で食卓をゆっくり囲むことも減ったうえに、食事をテーブルに並べている最中、子は自分で箸を取りに行くスタイル。
夫にだけ箸置きを使っていた時期もあったけれど、最近では既に席について食事を待つ夫に箸を手渡すことの方が多い。
食事は熱々のものー揚げたて焼きたてのものを出す。
夫が席に着いたタイミングで出す方スムーズなのだ。

 子のお弁当グッズが少なくなっていたことを思い出した。
お弁当コーナーへ行くと、おかずカップや可愛いピック、それに保冷剤がたくさん。
今使っている保冷剤は、小学校の頃からのもの。さすがに古びて来たし、この機会に買い替えることにした。
また、最近の週末にそばを食べるようになったので、以前から欲しかったそば猪口を家族分買った。
これがいかにも和風ではなく、どこか洋風の雰囲気も持ち合わせておりお洒落なのだ。

たった4点の買い物に1時間以上も掛かってしまった。
けれど、満足度は高い。
とても楽しく充実した時間だった。

ちなみに我が家のやり繰り費において、これらは雑費代として振り分けられる。
予算5000円のうち、月半ばにして使ったのは自治会の募金と乾電池代くらいなのでまだ余裕たっぷりだ。夫も贅沢品を買えばあれこれうるさいけれど、100均レベルのものについてはスルーしてくれることが多いので気も楽だ。




新しい食器は気分が上がる

 私は買い物が好きだ。
ただ主婦になり、独身の頃のように自由にお金を使えないし、ましてキャッシングや借金も出来る身分ではない。子どもがいる母親なのだ。
選ぶ時のワクワクー、実際お金を支払い欲しかったものを手に入れられた瞬間の高揚感ー、そして自宅に持ち帰りそれを眺めてあれこれ妄想する楽しみ。
新しい食器は気分が上がる。
そば猪口だけに使うなんて勿体ないと、まずはお茶を淹れてみた。

 窓の外にうつる6月の長雨を眺めつつ、温かい緑茶を啜る。
何とも言えない贅沢な時間。
誰にも邪魔されないゆったりとした時間は、主婦にとってタイムズマネー。
面接会場へ行っただけなのにどっと疲れたのか、お茶しながらスマホを見ていたら、そのままソファーで眠りこけてしまった。

 はっと目が覚め、夕飯の準備。
あー嫌だと思いつつ、ダイニングテーブルの上にある新しい食器が目に入った途端、やる気が出て来る。
あのそば猪口に今日の小鉢をー
まずは副菜から。
きんぴらを作ろうと、野菜室から泥だらけの牛蒡を手に取った。



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