夫が帰宅した。
三女の様子はすっかり良くなり、だが、再び仕事を休職することになるかもしれないと聞かされた。
勿論段階を踏み、在宅から徐々に勤務を増やすやり方はこれまでと同様だけれど、心の病はそう簡単ではない。
「花子もいずれこの家を出てくだろうし、そろそろ考える時が来たのかもな。」
「考えるって?」
「俺の仕事もどうなるか分からないし、実家に戻ってもいいのかもしれない。」
恐れていたこと。
同居?ということか?
頭の片隅で描いていた絵空事が現実味を帯びる。
「でも、花子はまだ大学生だし。」
「まあ、部屋は余ってるから、花子さえ良ければ今すぐだっていい。大学からはちょっと離れるかもしれないけど、もう学区とかも考えなくていいし。」
三女に両親を押し付けて来たと夫は思っているようで。その三女のメンタルが不安定な今、年老いた両親の介護どころか逆に三女が介護される立場となる可能性だってなくはない。
近くに住む義姉達にも生活がある。手伝うにも限界がある。ならば自分が一緒に住めばいいー自営を辞めて無職になることでここの家賃の支払いだって、今の蓄えから出すとしたらきつい。学費だってある。奨学金を借りるとしたって日々の生活費で家計は火の車。双方にとってWINーWINではないかと。
そんな話を、私がいないところで倒れている三女を前に家族会議でもして来たのだろうか?
それって、おかしくはないか?
私や子が蔑ろにされている。
勝手に話を進めないで欲しい。
しかし経済的な部分を思うと、絶対にNOとは言えない。
こういう時、夫に養われ自立出来ていない自分を不甲斐なく思う。
夫の責任と打算
義実家