11月。
気付けば、ハロウィンは過ぎていた。
昨日はかぼちゃ料理もしなかったし、申し訳程度に玄関に飾っていたハロウィン関連の飾りも片付けなくては。
その中に、子が幼稚園の頃に作ったかぼちゃの折り紙もある。
遠い記憶。
確か、園から帰宅し親子で暇を持て余していたあの頃、うまくママ友関係を築けず、近所の子ども達が親子ぐるみでハロウィンパーティーをする傍ら、そういう体験をさせてあげられない我が子が不憫で仕方がなく、一緒に折り紙でガーランドを作ったのだ。
その名残がまだこうして残っている。
小さな手で一生懸命折ったのだろう、そのかぼちゃ。
端が寄れていて、いかにも子どもが折ったような歪な形。
油性ペンで描かれた顔は、笑顔一杯で、黒い三角帽子には小さな星のキラキラシールがところどころに貼られている。
毎年、他のハロウィングッズとともに、なんとなく飾っているそのかぼちゃは、もう二度と手に入れることが出来ない大切なオブジェだ。
誰も気付かない、気付いていてもスルーのかぼちゃの折り紙。
母親の自己満足は、来年も、そのまた次の年も、ずっとずっと続くのだろう。
いつか、もしかしたらもしかすると、似たようなかぼちゃの折り紙が増える日が来るかもしれない。
かぼちゃの折り紙
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