N恵と、久しぶりに電話で話した。
今年、6年生の娘を持つN恵。某有名女子中学のお受験に向けて、心身ともに疲弊しているようだ。
最近のインスタでは、ママ友とお洒落なカフェやランチや飲みも封印し、娘のお受験に寄り添っているのだろう。手作り夜食や塾弁画像があげられている。
「もう、見守るしかないよ。ご飯作って環境整えて、そういうサポートしか出来ない。」
「そっか。でも頑張ってるね。まだ小学生なのに。」
「うん、平日は学校から帰宅して、軽食食べたらすぐ塾だよ。で、帰宅してからも過去問したりしてるからね。5時間前後勉強してると思う。」
「じゃあ休みの日は?」
「10時間以上してるんじゃない?」
「花子の大学受験以上なんだけど・・」
小学校受験も大変そうだったのに、そのままエスカレーターで中学高校と受験なしで苦労なくあがる為のお受験だったのでは?と思うけれど、親子ともども入学してみて「ちょっと違った」らしい周囲や学校の空気感は、外野の私からしたら分かり得ないジレンマであって、だからそれ程までに頑張れるのだろう。
「でも、メンタル大丈夫?まだ6年生なのに、遊ぶ時間もなくって・・」
「今頑張らなくて、いつ頑張るの?子ども時代よりも大人になってから死ぬまでの時間の方が長いんだよ。今流行りのドパガキになんてなったら、人生詰むわ。」
ドパガキーと聞いて、ふっと我が子が浮かぶ。大学は滑り止めだった為、授業も難なくついていけてる。むしろバイトや遊ぶ余裕もあるし、たまに家にいればずーっとスマホでショート動画やインスタを観ている。これもいわゆる「ドパガキ」だろうか・・
「スマホとか持たせないの?」
「勿論、持ってるよ。でも連絡手段とGPSだね。学校も電車通学だし。スマホは制限かけてるから、通学時間は本読ませてるよ。」
聞けば、低学年のうちから読書習慣をつけさせていたという。確か、まだヨチヨチ歩きの時から読み聞かせにも力を入れていたN恵。毎日10冊以上の読み聞かせをしているとか言ってたことを思い出す。
「読書はさせてて良かったと思う!どの教科も読解力がものをいうからね。その点、うちの子は活字ガキかな。図書館通った甲斐もあって、国語はなんもしてないけど偏差値68だよ。」
やっぱり、親の教育方針が子どもの学力に影響する部分もあるのだろうか。
私は我が子に、そこまで教育熱心になれなかったし、割とそういう部分では放任してきてしまった。
子ども時代より、成人してからの人生の方が長い・・その言葉は重かった。
