PTAとして参加する高校体育祭

カメラ わたし
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 子の体育祭へ。
高校にもなって親が体育祭に行くことなんてないかと思っていたけれど、PTA役員になってしまったことでこうしてまた学校に足を運ぶ機会が出来た。

高校の体育祭は保護者観覧なしが基本

 高校の体育祭は、小中学校と違い保護者に見せる体育祭ではなく、自分達が楽しむーそんな体育祭。
実際、土日ではなく平日に行われることもあり、保護者は殆ど見られないのが特徴だったりもする。
練習もそこまで本格的に行っておらず、直前の休み時間にちょこちょこする程度だったという。
高校でも同様、親しいママどころか知っているママもいないー、いや、数人は同中出身がいるらしいのだけれど、多分すれ違っても気付かないし気付かれない。



挨拶微妙ラインの顔見知りママが厄介な件

 これまでは、見知った顔がいれば会釈くらいしなくちゃとか、スネ夫ママやボスママの存在にげんなりしたりだとか、子の競技に集中出来ない諸々面倒なことがあったのだが。
高校になり、ぐっと知人ー、要するに、顔見知り程度の保護者も一気に減ったことで、私の気もだいぶ楽になった。
すごい仲良しか、まったく知らない人。
その線が一番気楽。
とはいえ、私に仲良しのママなんて皆無だけれど。

厄介なのは、特に親しくもないのに顔見知りーというラインで。
挨拶した方が良さそうだけれど、うっかりしたらスルーされたり迷惑そうな顔をされるという「知人」がうじゃうじゃいた小中学校時代の体育祭は、本当に憂鬱なものだった。
なので、今現在そういう行事に苦しんでいる人がいたら声を大にして言いたい。

ーいつかは終わりが来るから大丈夫ですよ!ーと。



PTA広報委員の特権

 プログラムで、子が出る種目を探すけれど。
たったの2つ。しかも、団体競技で個人競技なない。
なんだか肩透かしだ。

予め、委員長から当日の役割分担表がライン上で配布され、タイムスケジュールも詳細に記されていた。
当日、先日の集まりに来た2人がいるから若干楽しみにしているところもあった。
なのに。
TさんもKさんもいなかった。
代わりに、新たに同学年の保護者が2人来ていたので、挨拶するけれど素っ気なくされた。
上の学年に知人がいるらしく、私のことなど眼中にないようだった。
また私の悪い癖で、既に出来上がった輪に気後れしてしまう。
カメラ片手に、所在なくウロウロした。

 広報委員は何かと行事に駆り出され、写真撮影や取材をしなければならず、その最初がこの体育祭。
委員長の計らいで、自分の子どもが出る種目の撮影をそれぞれ担当出来るようにしてくれた。
広報委員の特権は、とにかく子どもの写真が取り放題というところ。
これは、小中学校のPTAでも言われていたけれど。
特に、子が高校生にもなると親が出る幕がない。
なので、子が出る綱引きの撮影ー予め白組だと聞いていたので、そのポジションからしっかり撮影することが出来たのは、唯一委員を引き受けて良かったと思えた点。
子は、私の存在に気付いたようで、目元が笑っていた。
それがとてつもなく嬉しくて、あぁ、私が見に来ても良かったのだなと我が子に受け入れられた事実を噛み締めながら撮影をする。
しかし、撮影場所が偏らないようにー、自分の子どもの写真を写す為にトラック内に入っているわけではないのだと気を引き締める。
後ろ髪を引かれつつも、子のいるポジションから離れて別アングルからシャッターを切る。
高校の体育祭は大人顔負け。綱引きひとつとっても迫力が違う。
砂埃が舞う中、あちこち移動しながらの撮影は辛かったけれど、達成感もそれなりにあった。



写真データ取り扱いについて

 中学の卒業式以来ー、一眼レフで撮影した。
自宅に戻り、PCに落とすと何百枚もの写真数。
勿論、このデータは学校のもの。しかし、こっそり子が写っているものはコピーした。
それを探し出すのが大変だったけれど、観覧席からは絶対撮れない角度からの写真は我が家の宝物になりそうだ。

 撮影データは、USBに保存して次回の委員会で渡すことになっている。
それまでの間、個人的に誰かに回したりー、特にラインは厳禁で、拡散は禁止。
撮影も、だからかスマホはNGなのだ。
委員としては、ラインで撮影するしないにしても、情報の共有にラインが使えたらそれがベストなのだろうけれど、過去にライン絡みでトラブルが起きたらしい。

 PTA、何かとルールが多くて大変だけれど、こうして我が子が家庭以外の居場所で過ごす様子を見られる貴重な時間が貰えたのだと前向きに捉えるようにしている。
成人まであと少し。
いつかは親の出る幕などなくなるのだから。










 

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