入試前日

家族
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今日、子は学校を休むことにして自宅で過ごす。
明日は試験。試験といっても、併願優遇というもので、第一志望校が落ちたら入学しますとーという契約のもの。
つまり、学校経営を助ける為の金集め要員として、形だけ試験を受けに行くーといったらなんだけれど、一部の優秀な生徒を除いては、そういうことなのだ。

しかし、万が一ということもある。必ず受かるといっても、まずは受けること前提。何かしらのアクシデントで受けられなかったりすれば、その契約は白紙になってしまう。

休みにして良かったと思うのは、今日のこの雪。こんな寒い日に無理して学校に行って体調を崩すのも良くない。
子は、朝もしっかり起きて、既に自室で勉強をしている。夫は仕事に出て行った。私は今日もパートを休ませて貰った。

電話口に出た工場長は、また休みの連絡でしょう?という感じで、もうこのまま退職の流れでも良さそうな空気。
恐らく、求人を出して新しい人が決まったようだ。

とにかく今は、子の為に。
今日は家を温かくして、温かいものを食べさせて。明日に備えよう。
久しぶりに、子と二人のゆったりした朝。珈琲を淹れて、なんだか贅沢な朝だ。


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